『オリビア サーカスをすくう』 イアン・ファルコナー, 谷川 俊太郎(訳)表紙

2002年 あすなろ書房

   バケーションの間に何をしたか、クラスみんなの前で発表することになった。でもオリビアは平気。緊張なんてしない。だって、何をしたかはよく覚えている。オリビアは、サーカスに行ったのだ。「ところが着いてみたら、サーカスの人はみんな耳の病気にかかっていたの」

   でもだからって、中止するわけにはいかない。そんなところへちょうど現れたオリビアは、飛び入りでサーカスを助けることにした。ゾウに乗ったり、マーカーで絵を描いてイレズミ女を演じたり、ライオンに芸をさせたり、綱渡りをしたり、曲芸をしたり、ピエロになったり、それはもう大活躍。すてきな折り込みページの中で、我らが子ブタのヒロインはトランポリンの女王になり、サーカスの大スターとして君臨する。「そうしてサーカスを助けた私は、いまや人気者」。話を終えたオリビアは得意げだけど、先生は感心していないようだ。

   本書は、2001年のコルデコット賞受賞作『Olivia』の続編にあたる。イアン・ファルコナーの才能とドライなユーモアは、さらに磨きがかかっている。オリビアの真剣な表情を完璧にとらえた、チャコールとグワッシュ水彩画法で描かれたイラストも素晴らしい。新たなオリビアに、誰もがきっと魅せられるだろう。 - Amazon.co.jp

amazon.co.jp詳細ページへ

似ている絵本: