『はがぬけたらどうするの?―せかいのこどもたちのはなし』 セルビー ビーラー, ブライアン カラス(絵), 石川 烈(監修), こだま ともこ(訳)表紙

1999年 フレーベル館

   乳歯が抜けたときに、その歯をどうするのか。世界中の64地域の習慣が紹介されている絵本。文章はひらがなとカタカナのみ。絵は、エジプトでは太陽とピラミッドというように特色が描かれ、小さな子どもが世界の国々を理解するきっかけにもなる。

   地域によって、さまざまな習慣の違いがあったり、かと思えば共通点があったりと、子どもから大人まで楽しめるものになっている。たとえば、遠く離れたモルドバと韓国では、ぬけた歯のかわりに、新しい歯を持ってくるようにとカラスに頼むが、ドイツでは「はがぬけたって、わたしなんにもしませーん」とあり、お国柄の違いが興味深い。巻頭に世界地図が載っているので、国の位置関係を考えながら、比較するのも楽しい。

   巻末には図解入りで、歯の中のしくみや、歯には4つの種類があることなど、詳しく書かれているので、普段気にとめることのない口の中のことを親子で理解しあうのもいいだろう。(加久田秀子) - Amazon.co.jp

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