
1997年 岩崎書店
お母さんは生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして歌います。
アイ・ラブ・ユー いつまでも アイ・ラブ・ユー どんなときも わたしがいきているかぎり あなたはずっとわたしのあかちゃん
赤ちゃんはやがて2歳になり、9歳になり、ティーンエイジャーと、どんどん大きくなっても、夜になるとお母さんはぐっすり眠った子どもを抱っこしながら歌うのです。
親子のきずなを静かに語って、アメリカで大反響を呼んだ絵本の翻訳版。子どもに読み聞かせるというよりは、お母さんのための1冊である。赤ちゃんが大人になって家を出ても、夜になると息子の住む隣町まで出かけていって眠っている息子を抱きしめて歌う。こんな普通に考えれば奇妙にうつるシーンでさえ、子どもをもつ親にとってみればごく自然のことに思えるほど、この絵本は深い愛で充ちている。そして、その愛はまたその子どもへと歌い継がれていくのだ。子育てに疲れたお母さんを静かに癒してくれる1冊となるにちがいない。(小山由絵) - Amazon.co.jp