
1999年 偕成社
「まちがって わるいことをしたり、ひとに めいわくを かけたときは「ごめんなさい」って いわなくちゃ」から始まる絵本。どんな教育的な絵本かと思いながら、ページをめくれば笑いの連続である。それもそのはず、作者は「ピーマン村の絵本たち」シリーズの中川ひろたかと「キャベツくん」シリーズなどで知られる長新太。これでおもしろくならないわけがない。
人のおうちにあがりこんでご飯を食べる電車。お相撲さんの邪魔をするお地蔵さん。
なんでもかんでも釘で打ちつけちゃう大工さん。あたりかまわず真っ赤に塗ってしまうペンキやさん。
神社の鳥居が街の中歩き回るのも良くないし、弾こうとすると背伸びをするピアノも良くないね。
なんとも奇抜なアイデアばかりが続くが、もちろん最後は決まっている。「みなさん いっしょに ごめんなさい。」皆でぺこりとお辞儀をしているイラストが微笑ましい。イヤイヤばかりの子どもたちも、一緒に「ごめんなさい」が言えるようになる1冊である。(小山由絵) - Amazon.co.jp